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#神待ち ブームはいまどこに……2020年パパ活の主戦場はここだ | パパ活マニュアル

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トイアンナ
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トイアンナ
トイアンナ
慶應義塾大学卒。P&Gジャパン、LVMHグループでマーケティングを担当。独立後は主にキャリアや恋愛について執筆しつつマーケターとしても活動。新著『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』が2万部を突破。外資勤務経験から就活相談を受け、自分が恋人を次々と無職にした経緯から恋愛相談をいただき……相談累計は1,000人以上
かつて #神待ち というハッシュタグが、検索キーワードに溢れた。といっても、受験生が合格祈願をする合言葉でもなければ、恋愛成就の護符でもない。#神待ちとは、家出をしている女性を止めてくれる神様(男性)を待つためのキーワードだ。

2018年には、#神待ちをする家出少女の投稿が大量にあった。10月の3連休だけで、投稿は5,000件にも及んだという。もちろん、#神待ち で知り合えるのは、本物の神ではない男性たち。対価としての「体」は暗黙のうちに要求されている。

減った #神待ち と踊らされる男性

そうして性的に搾取される児童を減らそうと、一般社団法人Colaboは#神待ち少女へ寝泊まりできる動くカフェを手配している。Colaboの活動がメディアに大きく取り上げられたこともあり、本当の児童買春をしたい男性はなりをひそめた。

代わりに、Twitterでの#神待ちには業者のサクラ(女性を騙る偽アカウント)があふれかえった。今も#神待ち で検索すると、大量の業者による投稿が見て取れる。

残るはこのブームから取り残された、哀れな、しかし同情する余地のない男性たちである。

明らかに業者のコピー&ペーストで作られた「親とケンカして家を出ちゃいました… 誰か泊めてください #神待ち」という投稿に、男性器に脳まで乗っ取られた男性が「今どこ!?」「DMして」と焦った返信をぶつける。あるいは、「女性の方で泊まれるとこ探してませんか? 当方、神奈川の男 DMしてください #神待ち」と誰からも返事の来ない悲しい募集をかける。

もう、そこに神待ち女子はいない。彼女たちはとっくに、パパ活の世界に逃げてしまったからだ。

#神待ち していた女子は今

#神待ち していた女子は今
#神待ち をしていた女性は、いまどこに集まるのか。SNSにある#パパ活のハッシュタグと、パパ活アプリである。パパ活の歴史をたどると、2014年ごろは「港区女子」にまで立ち返る。

港区女子とは、港区で豪遊する富裕層にご飯をおごってもらい、あわよくば本命になりたいと望む女性たち。その庶民版が、2016年ごろから普及したパパ活だ。パパ活も当初は港区女子同様、「体の関係はない」ことが前提になっていた。しかし庶民の男性が無意味にご飯をおごる余裕などない。そのうち、パパ活で大人の関係は前提となっていった。

•富裕層の場合、遊びの女性ならいくらでも手に入る。したがって港区女子には体をせびらず”普通の子におびただしい額をおごり、金銭感覚をぶっ壊してその末路を見たい”といった、もっとグロテスクな遊びを求めていたり、内外に敵だらけなので「いいことをして純粋に感謝されたい」という悲しい欲望を叶えている。


その結果、神待ち女子はパパ活女子の一部となり、パパ活アプリ等で出会いを探すこともある。パパ活最大手はPaters(ペイターズ)とSugar Daddyの2つだが、いずれも年齢確認をしないとやり取りができない。マッチングサービスは出会い系サイト規制法により、18禁にする義務があるからだ。

そこで、未成年女性はP活などのキーワードで、成年女性はパパ活サービスでの活動が多くなる。

#神待ち女子とパパ活のリスク

#神待ち女子とパパ活のリスク
そうして、神待ち女子は#パパ活 あるいは #P活 として男性を探しに出る。だが、未成年の女性を泊めれば未成年者誘拐での逮捕まっしぐらだ。

とくにメディアで #神待ち #P活といったキーワードが取り上げられると、SNSでの投稿も増えると、家出少女にLINEで相談に乗る特定非営利活動法人BOND統括メンバーも警鐘を鳴らしていた。

#円光(援助交際) #神待ち #パパ活……時代とともに言葉は違えど、リスクは同じだ。未成年を誘ってしまえば、誘拐の罪に問われる。性行為をすれば、さらに淫行条例に引っかかる都道府県も多い。

たとえ相手が成人女性であっても、防犯上のリスクがある。女性は男性から暴行されても家やホテルの密室だと逃げ場がない。風俗でのアルバイトならスタッフに申し出れば警察を呼んでもらえたり、出禁にしてもらえたりする。だが、パパ活はフリーランスのキャバクラ、または売春だ。そこにはいざというとき、自分を守ってくれる組織がない。

男性側から見ても、風俗と比べてパパ活の方がリスクは高い。素人だから「こそ」、性病検査を受けている確率は下がる。性病には発症までに数年かかる疾病もある。梅毒の20代感染者は、この5年で10倍に増えている。初期の軽い症状を見逃すと、命にかかわる病気である。C型肝炎は、放置するとがんにつながるリスクがある。

また、男女問わずよく聞く被害は「クレジットカードの盗難」「財布の盗難」である。シャワータイムに財布を盗まれる被害は後を絶たない。スマホを盗まれれば、パパ活の履歴とともに個人情報が晒されるかもしれない。

盗難リスクを踏まえると、泊まった・泊めた家でろくに熟睡できない。そのような関係を強いられるパパ活は、果たして「お手軽」で「安心」だろうか?
パパ活を安易に始める前に、男女問わず「手軽であるリスク」を考えていただきたい。