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「大人の関係ナシ」でも、パパ活をやめるべき理由-Powered byトイアンナ | パパ活マニュアル

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トイアンナ
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トイアンナ
トイアンナ
慶應義塾大学卒。P&Gジャパン、LVMHグループでマーケティングを担当。独立後は主にキャリアや恋愛について執筆しつつマーケターとしても活動。新著『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』が2万部を突破。外資勤務経験から就活相談を受け、自分が恋人を次々と無職にした経緯から恋愛相談をいただき……相談累計は1,000人以上
パパ活をやめたいけど、やめられない。楽して稼げる生活にハマり、金銭感覚が狂ってしまったパパ活女子の皆さんやこれからパパ活デビューを検討している方々にぜひ読んで頂きたいコラム記事です。

2019年現在、私はパパ活反対派です。

といっても、年上男性とのご飯全般をやめろとはいいません。世間にはパパ活なんてどうでもいいから、「何も知らない年下に、大人のカルチャーを教えて喜びたい」という人がゴロゴロいます。そういう大人に教わるのは、楽しいものです。こういう遊びは、恋愛対象にない相手へも発生します。

私だって、下心なんかないけれど、気に入った子を男女問わず連れてバーへ誘って、お酒や葉巻の飲み方を伝えたい。なぜなら、お酒を飲む20代の人口が減りすぎて、バー文化が滅びないか危惧しているからです。

文化の後継者を探すためになら、喜んでおごります。あと、おごって感謝されたいという下品な対価もほしい。真面目な文化が消えることへの危機感。そして「なんかいいことして、感謝されたいな~欲」によっても、若者へのおごりは発生します。

パパ活は、かつて富裕層のものだった

パパ活は、かつて富裕層のものだった
では、パパ活とこういった「後輩への文化継承」の差は何か。目的意識の差かなあ、と思います。少しでも”あわよくば大人の関係になりたい”という目的意識があって、男女が出会うならそれは「パパ活」になるでしょう。逆に私がおごるにしたって、あわよくば若い男の子と関係を持ちたいと思って出会うなら、それは「ママ活」じゃないでしょうか。

かつては、こういう「文化を教えたい、感謝されたいおじさん」と、下心でパパ活をしたい「あわよくばオジサン」を見分ける技術が必要でした。彼らは、ぱっと見で同じ振る舞いをしていたからです。

2010年代前半のパパ活おじさんは、富裕層に限られていました。港区おじさんと言われた彼らの遊びはオペラ鑑賞やフレンチレストランめぐりなど、ハイカルチャーと重なる部分もあったのです。ですから、中には下心ありありの「あわよくばオジサン」がいても、彼らだって最低限、若人へ文化の継承はやっていました。

そこで正体を現した「あわよくばオジサン」が体の関係を迫り、若い女性からこっぴどく振られることもありました。逆に、愛人志願の女性は積極的にハイカルチャーを学び、「その界隈」で恥じぬ愛人になれる教養を手に入れたのです。なお、数は少ないですが男女逆転版もありました。そこはどす黒くも、タダで教養が得られる場だったかもしれません。

下心しか便益のない今のパパ活

下心しか便益のない今のパパ活
ところが、パパ活という言葉で富裕層の遊びは一般に広まりました。港区のお遊びから、誰でも参加できる「パパ活」に名称が更新されたとき、一番大きかった違いは男性の劣化でした。

富裕層男性は、適当な女性をいくらでも調達できます。だからこそ、適当でない子を選別したいのです。「気に入った若い男女を集めて、世界最高のシャンパンの味を教えてみたい」「何も知らないこの子に、最高のコンサートを聞かせたらどんな顔をするかな」といった、下品だけれども互いに便益のある遊びがありました。

ただ、この”神々の遊び”ですら受け手に副作用がありました。金銭感覚が壊れるのです。年に2度の遊びなら、呼ばれる方もただの冒険です。しかし、週に何度もこんな洗礼を受けていると、まっとうな職につけない子が出てきます。港区には、そういう富裕層にタカって生きる女子がウヨウヨしていました。

しかし、2019年のパパ活はさらに悲惨です。まず、パパ活の目的が「男性のあわよくば大人の関係を持てるのではないか」という欲望を交えた攻防になっています。

パパ活に参加する男性の大多数は、ちょっとお金を人より多く持っているだけのサラリーマン。パパ活男性は、5,000円から数万円渡す女性に、具体的な対価を求めます。富裕層にとっては1回の交通費に過ぎないこの額が、サラリーマンには大きな投資になってしまう。そして求められる対価は、えてして肉体関係です。

パパ活はやりがいを感じにくい

パパ活はやりがいを感じにくい
そうすると、パパ活女子は「いかにパパ活男性と関係を持たず、しかし気を持たせ続けるか」という駆け引きが必要となります。こうなっては、ただのフリーランス・キャバクラです。フリーのキャバ嬢には保険も年金もありません。

また、犯罪の被害に遭いかけても守ってくれるボーイもなし。昨今、パパ活のランチ代は5,000円まで下がっているといいますから、パパ活をやるメリットはほとんどありません。

さらに、港区女子はハイカルチャーを富裕層から教わるメリットがありました。着物の着付け、ワインの知識、クラシック音楽の素養、投資の知識など、その後も役立つ教養がタダで手に入ったわけです。しかし、パパ活をする普通のサラリーマン男性から、ハイカルチャーを教えてもらえる可能性は低くなります。

これでは、パパ活は女性から見ても「生計を立てる手段」以上のものではなくなります。そして、パパ活をすることにやりがいを見いだせず、病みやすくなってしまうのです。

パパ活をする前に考えよう、キャバクラと風俗

パパ活をする前に考えよう、キャバクラと風俗
あなたが、もしパパ活を始めるなら。やめろといっても、始める理由があるのでしょう。留はしません。ただ、キャバクラの時給も見てから始めてもいいのではないでしょうか? もし、大人の関係も覚悟しているなら、風俗の時給もチェックしてからでいいのではないでしょうか。

パパ活で得た金銭は、自分で確定申告や所得税の納付をせねばなりません。忘れたころに税務署から延滞金つきの依頼が来ても、青ざめるのはあなたです。どうしてもお金が必要なことは、人生であるかもしれません。けれど、手段はいろいろあります。リスクとメリットを書き比べて、納得できる道へ進んでください。